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危険予知訓練ガイド

危険予知訓練は、工事や製造などの作業に従事する作業者が、事故や災害を未然に防ぐことを目的に、その作業に潜む危険を事前に予想し、指摘しあう訓練です。ローマ字による表記 Kiken Yochi Training の頭文字をとってKYT(ケーワイティー)、あるいはKY訓練とも呼びます。日常のミーティングや職場内研修を通じ、危険性の情報を共有することで、事前に予測できる災害の発生を未然に防止させる仕組み。毎日の始業時や動作時に指差喚呼を行い危険性の再確認をし、さらに安全性を高める行動も行われています。日本では1973年、欧米安全衛生視察団が、ベルギー訪問の際に、交通安全教育用のシートに目をとめて、危険を自らが危険と感じることにより、各自安全行動に努めるようになると考え、自社内にプロジェクトチームを結成して、その成果がKYTとなった様です。日常の作業をただ実施するだけでなく、常に、何か危険は潜んでいないかと各自が考える習慣を持つことが大切です。

危険予知訓練(KYT)と危険予知活動

危険予知訓練(KYT)の危険のK、予知のYと、それぞれ頭文字をとり、これに訓練(トレーニング)のTと加えたのがKYTです。この訓練と区別して、職場で実践するのを、危険予知(KY)活動といっています。職場のKY活動を高いレベルのものにしようとすれば、そのための根気強い毎日のトレーニングが必要となります。
したがって、ここまでが訓練(T)で あとは活動というように、はっきり区分けすることはできません。
1.危険予知活動とは…作業を行う前、ミーティングなどで、その作業にひそむ危険を短時間で話し合い、「これは危ないなぁ」と危険に気付き、これに対する対策を  決めて、行動目標を立て、一人ひとりが実践する活動。
2.危険予知活動の3つの効用
 @危険に対する「感受性」を鋭くします。
 A行動の要所、要所で「集中力」を高めます。
 B安全衛生推進への問題解決の「意欲」を強めます。
 C現場監督がいない職場での「自分で自分の身を守る」意識を持つようになります。

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危険予知訓練(=トレーニング)の方法

危険予知訓練(=トレーニング)の方法は次の内容で行いましょう
 @職場や作業の中に潜在する危険要因と、その要因により災害が発生すると思われる現象を
 A職場や作業の状況を描いたイラストシーンを使って
 Bまた現場において、実際に作業させたり、作業したりしながら
 C職場の小集団で話し合い、考え、分かり合って
 D危険のポイントや、重点実施項目を指差し唱和したり確認したりして
 E行動する前に安全衛生を先取りする
危険を予知し危険をもたらす要因を見つけだす能力は、
 @ 作業の流れや起こりうる変化についての幅広い経験や理解、
 A ある状態や作業がもつ特徴やリスクに関する確かな知識あるいは洞察力、そして
 B 豊かな想像力、に注意することが大切です。
危険予知トレーニング(KYT)では、個々の事例ごとの危険要因や対策を学ぶというよりも、危険が潜んでいることに自ら気づくようになることが重要です。KYT訓練者は「気づき」を援ける役割を果たします。危険予知訓練は5〜6人くらいのチームで実施すると効果的です。

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